乾燥肌・ガサガサ肌におすすめの入浴剤【正しい使い方も紹介】

乾燥肌の方は、肌が粉をふいたり、かゆみを感じたり、赤くなったりすることが多いです。特に冬は空気が乾燥し、肌のトラブルが増える季節でもあります。アトピーや乾癬、乾皮症といった重度な皮膚疾患を抱えている方は特につらい季節です。

そんな乾燥肌の方におすすめなのが、入浴剤です。

入浴剤には、お風呂に入るだけで肌を保湿しながら、肌を柔らかくする効果があります。

しかし、入浴剤にはいくつも種類があり、乾燥肌に合ったものを選ばないとかえって肌を乾燥させてしまうこともあります。

この記事では、乾燥肌の方におすすめの入浴剤の種類と使い方の注意点をご紹介します。

乾燥肌におすすめの入浴剤の種類は？

乾燥肌におすすめの入浴剤の種類は以下の5つです。

・オイル入浴剤
オイル入浴剤は、天然由来の植物オイルが配合された入浴剤です。油分があることで肌の保湿効果が期待できます。

・ミルク入浴剤
ミルク入浴剤は、乳酸が配合された入浴剤です。乳酸には、肌の保湿効果を高める効果があるため、乾燥肌に効果的です。

また、乳蛋白質により肌の保湿力を高め、肌を柔らかくしなやかにしてくれます。

・温泉入浴剤
温泉入浴剤は、天然温泉の成分を配合した入浴剤です。天然成分により、肌に栄養を与え、保湿効果も高くなります。

また、温泉の温かいお湯で入浴することで、血行が良くなり、体の疲れを癒すことができます。

・重炭酸入浴剤

重炭酸入浴剤とは、炭酸ガスが溶けた入浴剤で、肌の保湿や古い角質の除去、リラックス効果をもたらします。

微小な泡が肌表面に広がり、肌を柔らかく保湿してくれます。

・ビタミンC入浴剤

ビタミンC入浴剤は、ビタミンCを配合した入浴剤で、肌の保湿効果と美白効果をもたらします。

また、疲労回復やストレス解消にも役立ちます。

上記5つのうち、特におすすめなのが「重炭酸入浴剤」と「ビタミンC入浴剤」です。

その理由をそれぞれ解説します。

数ある入浴剤の中でも、重炭酸入浴剤は肌に優しく、効果的な入浴剤として人気があります。

重炭酸入浴剤は、炭酸ガスの発生によって血行を促進し、代謝を高めることができるため、疲れやストレスを解消し、リフレッシュ効果が期待できます。

また、重炭酸入浴剤は肌を柔らかくする作用があり、乾燥肌の方には特におすすめです。

さらに、重炭酸入浴剤は、入浴剤としては珍しく無色透明で、香りもほとんどないため、肌が敏感な方や、香りに敏感な方にも安心して使えます。

総合的に見て、重炭酸入浴剤は、肌の健康に配慮しつつ、リラックス効果も期待できる、オールマイティな入浴剤といえるでしょう。

ビタミンC入浴剤が乾燥肌におすすめな理由は、ビタミンCが肌に潤いを与え、乾燥を防ぎ、肌の健康維持に効果があるからです。

また、ビタミンCは抗酸化作用があるため、肌の老化を防ぎ、美肌効果も期待できます。

さらに、ビタミンC入浴剤は、その香りがリラックス効果をもたらすため、心身ともにリフレッシュできるのも魅力の一つです。

他の入浴剤にも良いものはありますが、ビタミンC入浴剤の保湿効果や抗酸化作用、リラックス効果などの総合的な効果が、乾燥肌に特に効果的であるとされています。

入浴剤を使用する際は、正しい使い方を知っておくことが大切です。

まず、お風呂の温度は38℃～40℃程度に保ちましょう。

熱いお湯は肌の水分を奪い、乾燥を進めてしまいます。

また、入浴剤の使い方も重要です。

入浴剤は、湯船に入った直後に入れるのではなく、お湯がたまってから入れるようにしましょう。入浴剤を入れる前に、しっかりとお湯をかき混ぜることで、入浴剤の成分が均等に溶け、肌に浸透しやすくなります。

入浴剤の使用量は、製品によって異なりますが、必ず指定された量を守るようにしましょう。

また、肌が敏感な場合や、初めて使用する場合は、パッチテストを行うことをおすすめします。

乾燥肌の方にとって、入浴剤は手軽で効果的な保湿ケアアイテムのひとつです。

保湿成分を配合した入浴剤を選ぶことで、お風呂に入るだけで、肌を潤いに満たし、柔らかくすることができます。

ただし、入浴剤を選ぶ際には、自分の肌質や目的に合わせたものを選ぶようにしましょう。

また、正しい使い方も覚えておくことで、入浴剤の効果を最大限に引き出すことができます。

お風呂上りには、スキンケアをしっかりと行い、潤い肌を維持するようにしましょう。